私のコトバ

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2021.4.1【新聞より】体験から学ぶ、ということ

2021年4月1日朝日新聞より

2つの記事を読み、共通していると感じたことは、「体験から学ぶ」ことの重要性だ。

【ビジネス英語の極意】

長きにわたってNHKラジオ語学講座「ビジネス英語」講師を務められた杉田敏さんは「ランチで雑談できる力」がビジネス英語(と言われる英語力)として必要であり、「外国語は恥をかいた回数に比例して上達するものです」と述べられている。

【学び始める春 失敗を楽しむ】文筆家・ゲーム作家の山本貴光さんの寄稿。

子どもの頃、パソコンのプログラミングに興味を持ち、何度も間違いをしながら修得していったことについて書かれている。気になることに取り組む、効率などを考えず、「もっとやってみたい」につながり、続けることで深く学ぶことができたという。失敗しながら学ぶには、自分の失敗を認めることができることと、失敗できる安心の場が必要であることを、失敗から学ぶために必要なこととして述べておられる。これは体験学習の基本の部分であり、場づくりをするファシリテーターに求められる、安心・安全の場を保障することに通じるところだ。

「体験学習」というものを私は学んできている。経験学習の理論に通じるものと言ったほうがピンとくる方が多いかもしれない。自分自身、この学び方がとてもしっくりくるし、それでないと自分が覚えられない(身につかない)ことを実感している。体験を通して学んだこと、身に付けたことは、忘れにくいものだ。つまり、身につけやすい学び方なのである。

今朝の新聞を読み、改めて、体験から学ぶことの大切さと、その必要性について伝えていきたいと感じた次第である。