私のコトバ

自分の内なる声をコトバにして記録します。

2022.3.3【新聞より】一人ひとりの物語

「『拡大自殺』」という言葉」朝日新聞の耕論欄にあった初めて聞く「拡大自殺」という言葉。読んでみて、どういう意味があるのか理解した。附属池田小事件、少し前の京王線刺傷事件、大阪市北新地ビル火災、などの事件が例に挙げられている。いずれも犯人に自殺願望があるというもの。

ここでは、三名の専門家がそれぞれの視点から拡大自殺について述べられている。その中で私が気になったのは、「拡大自殺という言葉は安易に使うべきでないと思う」という一文。言葉の使い方について、日頃から敏感なところがあるので、「やっぱりそうだよね」と。

そのあとこんな風に思った。私たちは何気なく「◯◯な人」とラベリングしてしまっていないかと。個々の一部分の共通点を拾い上げ、それて一括りにしてしまうことを、何気なくしてしまっていることに改めて気づいた。それってとても危険なこと。

言葉の使い方、人とのコミュニケーションのツールとしての言葉は、慎重に使わなくてはならない。言葉に持たせる意味が、発信側と受取側で全く合致することなどないわけで。コミュニケーションを学ぶときの基本(の図)が、この記事を読んで強く思い出された。

私が大事にしていることへのつながり。