私のコトバ

自分の内なる声をコトバにして記録します。

大人って

大学院の集中講義授業に参加させてもらった。

社会人がほとんどの専攻なのだが、学部からストレートで入ったという彼女。

最初、参加メンバーで円座を組み、延べ4日間を共に過ごす仲間に向け、簡単な自己紹介をする。

先生に次いで、学生のトップバッターだった彼女は、簡単に名前と学部上がりだということ、就活の最中だということを話した。後の「大人」たちが一通り自己紹介を終えたところ、先生が「あと、付け加えることありませんか」と、彼女にバトンを渡した。

ここで彼女にバトンを再度回した先生はさすが!という思いもあったが、彼女がちゃんとそれを受け取った姿が素敵だった。戸惑いながら、ぎこちなく受け取ったバトンを自分の手中に納め、しっかりと握り直したかの如く、彼女はこう応えたた。

「ここにきて(この大学院に入って)思ったのは、いろんな大人がいるんだ、ということが分かったこと」

ズバリ本質を突き語られた本音だ、スゴイ!

そう思った。

この大学院に入り、いろんな大人と出会い、彼等彼女等と知り合う自分の体験を通して、自身が持つ「大人」の概念が変わったということを彼女は語ったのだ。